ランナーの皆さん、土手から多摩川を見ながら走るのもいいですが、土手から下りて河原を走るのもなかなかいいもんですよ!
今の季節、多摩川は植物が枯れ果てていまして、視界良好!
河原にアクセスしやすい良いシーズンです。
最近良く走っているのがここ。
多摩川中流、二ヶ領宿河原堰付近の河原です。
夏場だと草木が生い茂ってジャングルのようになってしまいますが、今は枯れ果てた荒野のようになっています。
こういう河原なところをひたすら走っていくのですが、土手とは全く違う景色や漂流物を見かけることができてすごく楽しいです。
あと、人があまりいなくて、非日常感を味わえるのもいいですね。
足場が非常に悪いので、結構頭も冴えます。(実践される方は十分注意しましょう)
落ちていた流木。
なんだか表面が不思議なことになっている。
アートか君は。
ショベルが河原に佇んでいたりとかね。
全く飽きさせません。
また、ここらへんは古代の海底が露出したエリアで、比較的簡単に化石を見つけることができます。
走っていても、やっぱり気になってしまってついつい探してしまう。
ほら、探しはじめて1分後に二枚貝の印象化石を見つけてしまった。
・・・あれ、今、自分は走りに多摩川に来ていたんじゃなかったっけ?
と我に帰るものの、一度始めてしまうとなかなか辞められないんです、これ。
(↑これを見ると、いつも火星を想起します。)
また探し始めるし・・・。
また見つけてしまった。
二枚貝。
1月の寒い中、河原で立ち止まって化石を探すのは身体に良くないし、
そもそも今自分はランニングをしているわけだし、
早く帰って仕事もしなくちゃならないし、
そろそろいい加減に辞めて帰ろう・・・
と思いつつもまた見つけてしまう。
きれいな巻き貝の化石を!
今まで二枚貝を見つけることが多かったので、
これは良いな、持ち帰りたいな、、
と思いつつも、道具が無くて(なにしろ、ランニングしに来たわけだから)、きちんと保管しないとバラバラになってしまう感じだったので、
もとに戻してそっとその場を離れました。
(↑しかたないので、そっとフタをしました)
さようなら、巻き貝さん・・・
ああ、自分は今100万年前くらいの化石と触れ合ったんだなぁ
という余韻にしたりながらランを再開。
昨年10月の大増水でここいら一帯は濁流に飲み込まれてしまいました。
その後、水が引いて今はこんな感じに。
川特有の臭いが漂う、真っ白な不思議な景色。
周囲には人影はなく、ひとりでぽつんと立ち止まっているととても不思議な気持ちになります。
多摩川には天下の「多摩川サイクリングロード」という自転車やランニングに最適なコースがありますが、
土手を下りて、川に近い場所でもこうしてアクティビティを楽しむことができます。
ただし、今日の私のように、途中に様々な誘惑があって家に帰るのが遅くなるのであんまりおすすめできないですけど。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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