先日、「春一番を知らせる花」として知られるオオイヌノフグリについてご紹介しましたが、どうやら今年は例年よりも少し早めに春がやってくるようですね。
桜の開花を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
東京では全国に先駆けて、ソメイヨシノが既に開花したそうな。(参考:東京都心でソメイヨシノが開花 全国一番乗り)
ですが、今回はあえて桜には触れず、今の季節にそこらへんに生えている「なんてことのない草花」に着目してみたいと思います。
3月の多摩川草花巡り
ユキヤナギ
河津桜が散った3月頃から、一斉に開花するユキヤナギ。
2月頃から、ぽつぽつと咲きはじめていたのですが、3月中旬以降になると一斉に開花していました。
桜の開花前に一足はやく春到来を感じさせてくれますね。
多摩川の遊歩道で見かけたり、近所の公園などでもよく見かける花なのですが、実はユキヤナギの自生種は絶滅危惧種にも指定されているそうです。
ヒメオドリコソウ
よく見かけるこちらの花、「ヒメオドリコソウ」といいます。
おそらく、どの方も子供の頃からよく見かけた馴染み深い雑草だと思います。
が、実は明治時代中期に帰化した外来種でヨーロッパ原産なんだとか。
明治中期というと今から約120年ほど前ですから、案外日本にやってきて歴史が浅い植物なんですね。
そう考えると、120年前の日本の河原にはどんな植物が生えていたのだろう・・・?と気になってきませんか。
ショッカサイ
ヒメオドリコソウに比べるとこちらは少し馴染みが薄い草花かもしれません。
4月頃に咲く花ですが、今年は温かいせいかフライングして咲いていました。
名前の「ショッカサイ」というのは、中国名「諸葛采」から来ておりまして、諸葛孔明が食用に植えたことに由来するそうです。
そう、このショッカサイ、一応食べることも出来るんだそうです。
なかなか、この赤紫の花を食べるというのは勇気というか、決断が必要ですが、つぼみや新芽を天ぷらにしたり、おひたしにすると美味なんだとか。
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本日見かけた草花はここまで。
この記事では、実際に現地で見かけた草花のみを紹介していきますので、新しい草花が見つかり次第、順次更新していきたいと思います。