多摩川で仕事したい
普段仕事をしていると『外はこんなに良い天気なのに、なぜ自分はこんな部屋の片隅のデスクにへばりついていないといけないんだろう。多摩川行きたいなぁ。』と思うことがよくあります。
たまに誘惑に負けて、実際に多摩川に行ってしまうことも。
仕事を放り投げて飛び出して、
— 多摩川を愛でる会(古畑) (@TamagawaLovers) May 26, 2022
見た多摩川をどうぞ!
俺は仕事がしたいんじゃない
多摩川に行きたいんだ!!!#本日の多摩川 pic.twitter.com/feLuSt9M6F
今まで何度多摩川に逃れていったことか・・・。
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しかし、2023年の梅雨の合間のよく晴れた日、僕はふと思ったのです。
それは、
多摩川に逃避するんじゃなくて、
「多摩川でも」仕事できるようにすれば良いんじゃないか
ということ。
かっこよい言葉で言うと、キャンピング・オフィス、とか、アウトドア・オフィス的な!(僕が言うと言葉が軽い)
思い立ったら、すぐにやってみようと思い、家の中から使えそうなものをピックアップしてみました。
かき集めたものはこんな感じ。
我が家は普段キャンプしないのですが、幸い、これまで屋外に出店する機会が多かったので、タープや椅子などは揃っていました。
ネタじゃなく、暮らしのサイクルにしたい
このマイ多摩川事務所(←以降、勝手にこう呼びます)を実行するにあたり、もっとも重要視したのが「持続可能・習慣化できる」ということ。
【多摩川で仕事してみた】的なネタではなくて、自分の暮らしのサイクルの一部にしたかったので、装備で無駄なもの・装飾はなくして考えていきました。
以下が大切にしたポイント。
- 思いついたときにふらっと、無理なく行ける
- 移動手段は「電動アシスト自転車(ママチャリ)」
- 普段の仕事を実行できる(ネットにつながる)
- 新しく物を買い足さない
冒頭でお伝えした、
『外はこんなに良い天気なのに、なぜ自分はこんな部屋の片隅のデスクにへばりついていないといけないんだろう。多摩川行きたいなぁ。』
と思った瞬間に、
まるで近所のコンビニへ行くかのような感覚で行けるオフィス、
それがマイ多摩川事務所です。
いざ、多摩川へ
というわけで、持っていく物とコンセプト的なことが決まったので、早速多摩川へ。
予定地はこちら。いつもよく「逃げて」きていた多摩川です。
だが今日は違うッ!仕事「も」しにきたのだ!
こんな感じでやってきました。
予定通り、電動アシスト自転車のママチャリにすべての荷物を積んでやってきました。
手軽だし、無理なく習慣的にやっていけそう。
この日は梅雨の合間の晴れの日で、朝からめちゃくちゃに暑かったんですが、水辺では風が吹いていてそこまで深刻な暑さではない感じでした。
シンボルツリーの幹を利用してタープを設営し、テーブルとチェアを組み立ててマイ多摩川事務所の完成。
すいません、設営するのに夢中だったので、途中経過の写真がありません・・・!
タープの張り方については出店で使うときもそうなんですが、あまり調べずに少年時代の記憶だけを頼りにやっているので、間違いとか非効率なことをしているかもしれません。
(Twitterとかでご指導いただける場合、くれぐれも優しくお願いします。)
ツリーに半分支えてもらっているので、持参するポールの本数は半分に、ペグやロープの本数も節約できました。
設営のときに使ったグローブは、園芸用に買った、オリーブ柄のかわいいやつです。
いいでしょ。昔、お母さんも使っていたやつな気がする。グリップが効いていて良いです。
タープの中からは多摩川が見えます。
モニター越しに、ちらっと目をやるとそこに広がる多摩川。
最高のロケーション。
最初、『木陰だし、タープなしでもいけるかな〜』とも思ったのですが、結果的にはタープの間仕切りがあったほうが空間的な落ち着きがあり、心地よかったので張って良かったな〜と思いました。
2時間弱仕事をしてみる
さて、早速、マイ多摩川事務所で2時間程度仕事してみました。
この日の具体的な業務内容は、
- Illustratorを使った作業(デザインをイチから作る、というよりは量産作業的なこと)
- チャットアプリでの応答対応
という感じ。
作業中はタープの中に風が通ったり、川の音が聴こえたりしてとても良い雰囲気でした。
何より、ふとしたときに目に入る多摩川の景色がとても癒やしです。
ただ、実際にやってみて感じた改善点などもあったので、以下に書き残しておきます。
今回の僕のように、屋外でラップトップを持参して作業する方は是非ちょっとでも参考に。
- 眼精疲労がすさまじい(屋外だと、ディスプレイの光量がMAXになり、知らないうちに目にダメージが)
- macのバッテリー結構食う(屋外だと、ディスプレイの光量がMAXになり、バッテリーを著しく消費する)
- 意外とmacが熱暴走しない(この日は気温32℃、直射日光を避けたこと、風通しが良かったことが功を奏したか)
- 机と椅子の高さは要検討、結構奥深い(Macを普段どおり使うための高さを探る必要あり)
- トイレ問題(トイレ利用時、危機管理上、Mac・貴重品を持ち運んで行かねばならぬ←だるい)
あるものだけ、できる範囲なのに「すごく変わる」感じが良い
課題がありつつも、総評としてはこのマイ多摩川事務所、個人的にはありだなと思いました。
ふと思い立ち、準備して移動して、設営完了するまでにかかった時間はおよそ40分程度。
何より自分がすでに持っている物で、無理なく省エネでできるのに、その割に作業環境がガラッと変わるのがとても良いなと。
今回の試みは、装備品や仕事内容など、個人的な事情が絡んでいるので、この記事の結びとして、
「さあ、あなたも明日から多摩川で仕事をしよう!」
とはならないんですが笑、
ふだんの視点や、生活のリズムを変調したいとき、何か新しいことに取り組むときのヒントとして、
今回僕が大事にした「持続可能・習慣化できる」という点を少し意識してみるのはアリだと思います。
ダイエットみたいに、継続することではじめて変わっていくこと・見つけられることもあると思うので。
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なんだか(オエッ)、下手な自己啓発みたいな雰囲気になってしまいすいません、そんなつもりで書き始めたんじゃなかったんだけど。なにか美味しいものでも食べてお口直ししてくださいね。
では、またどこかの多摩川で会いましょう!