[多摩川だらだらラン紀行]平瀬川をめぐる冒険

多摩川の支流、平瀬川をめぐろう

みなさんは、特に具体的に思い当たる節も無いのに、「急に心配になってしまう」経験ってありませんか?

僕はつい最近、まさにそれ、「急に心配になってしまう」状態になってしまいました。

それは、

よくよく考えてみたら、

僕は、

多摩川の支流「平瀬川」について、何も知らないぢゃん」

ということ。

そう。平瀬川って・・・

  • なんとなく・・・住まいの対岸にあるそこまで距離の長くない川
  • 二子新地の方に行くときとか、なんか橋を渡って通る川

程度の認識しかない。

自分でかつて問題提起していたくせに・・・。

しかも、数年前にプロ水流ランナーの二神さんにもオススメされていた。

ぬおお、これはまずい!と思い、急遽、平瀬川をめぐってみることにしました。

企画趣旨おさらい

この[多摩川だらだらラン紀行]は、多摩川の支流のひとつひとつを、文字通りだらだらめぐる紀行企画。

当初はトレラン的なこともしていた僕ですが、最近、運動すると緊張性頭痛が発症してしまいつらいので、今日は「歩く」に徹します。

※きちんと頭痛外来を受診していますのでご安心なく

分水嶺へ

平瀬川の分水嶺は水沢の森、菅生緑地という場所にあります。

バス停でサクッと行ける場所で、家族連れなどでも気軽に来れるような手軽な場所です。

緑地内は小高い丘のようになっており、階段を登るとすぐに分水嶺に辿り着けます。これが分水嶺。

横に掲げられた看板を読むと、なんでも、ここは平瀬川•早渕川•矢上川の分水嶺なんだとか。

看板を最後まで読むと、アメリカ西海岸までスケールが広がってますね笑

ここ分水嶺には水の流れが無いので、まずは水が流れ出す始まりの場所へ向かいます。

緑地内を出て、坂を降りていくと、コジマ電気とロピア。

ロピアいいよね。

ふと電柱を見ると「水沢」の文字。

住所の名前の通り、周囲の街路には水にちなんだデザインのタイルが。

素敵!

ここが始まりの地点!

さて、あっという間に水が流れる始まりの場所へ。

ルックス的には水路!という感じの場所ですが、あたりにはハグロトンボが飛んでいて、意外と自然環境が豊か…なのか?

基本的にはきちんと護岸された河川で、でも市民の憩いの場としての水辺スペースがきちんと設計されている感じです。

跳び石なんかもあって思わずぴょんぴょんしておきました。

ステッカーと撮影。

そうそう、実は平瀬川は多摩川グッズのステッカーにもなっている支流河川なのです。

さて、ラーメンです。

来来亭。

ここは以前、やはりX(旧Twitter)で教えてもらっていたお店!

好きなパツパツ系の麺。麺の固さも指定が推奨(?)されてる系で良い。

お腹が減っていたので、つい開始30分でラーメンを食べに行ってしまいました。

(・・・やる気があるのか?)

気を取り直してコース復帰

少し歩いた感じの感想としては、平瀬川、基本的には淡々と川沿いに散策できる道が続いていて、歩きやすい感じですね。

大きな道(野川柿生線というらしい)が並んで走っているので、コンビニとかもあり、割合手軽に川沿いを巡れる川だなと。

ふと見つけた竹林と焚き火などのアクティビティ告知。

なんとなく、里山遊びを想起。

あらためて周囲を見渡すと、川の両側は低山になっていて、斜面にぎゅうぎゅうと住宅が並んでいるのが見えます。

今からほんの30〜40年くらい前は、里山が残っていたのかもなぁ〜などと一方的に妄想。今でもこうして体験ができる機会があるのは良いことですね。

・・・調べればきっと昔の里山の姿が出てくるんだろうけど、脱線しそうだからあえて書かない調べない。

コイやハヤの姿も。だんだん水量が増してくる

両岸は相変わらず護岸されているけれど、植物たちが根を張れるような砂利を集めた袋などが置いてあったりして、緑がワサワサしている感じ。

その成果なのかコイやハヤなどの魚の姿や、それを狙う水鳥たち生き物の姿も多く見かけるようになってきた。仙川とかにもこういうところあるよね。

ここで、対岸に稲穂があるのが目に入ります。ややっ?

稲穂?

決して広くはないんだけど、周囲の雰囲気的に水田があるのは新鮮です。

写真、見えるかな?黄緑色の群れているのが稲。

面積的に、もしかしたら学校の自然学習とか地元の有志活動とか、そういう類のものかもしれないですね。

かと思えば!

僕がいるこちら側には、謎の小さな果実が垂れ下がっているのが急に目に飛び込んできました。

なんだろうこれは?

と思い、思わず畑にいる農家らしき方に聞くと「こーんなちっちゃいけど、キウイ🥝だよ」

と教えてくれました。

・・・どうやら、ちっちゃいけど甘くて美味しいらしい。

飛騨高山で小さな桃が「幻の桃」とされていたり、梨の原種である「山梨」がやはりとても小さかったりと、普通より小さいサイズの果物に希少価値を感じるのはなぜだろう?

それに関連して昔、商品企画のメソッドに「既製商品のミニ版を作ると売れる法則」みたいな話があったのを思い出した。

半分冗談みたいな話ではあるんだけど、確かに、例えばプラモデルとかリカちゃんのように、スケールがちっちゃいものって普遍的人気がありますよね。容赦なく愛おしく思わせる魅力。

思わず思考的に脱線しました。しかし、ちっちゃいキウイ。食べてみたいなぁ。

稲にキウイ。

平瀬川、なかなか面白いかもしれない!

こうした局地的農地の他、各所に史跡にまつわる看板もあちらこちらで見かけたので、歴史と結びつけて巡るのも良いかもしれないですね。

これは暑すぎてアスファルトに溶け込むママチャリ 

ここで突然の雷鳴。雨が降ったら近場の喫茶店にでも入ろうかと思ったけど、日頃の行いが幸いしてか一度も雨に打たれることなさはなかった。

この時録音した雷鳴轟く平瀬川のせせらぎがあるので、良かったらどうぞ。

平瀬川沿いにしばらく歩いてきましたが、町の雰囲気的には「長尾」という場所、緑が多くてとても良い雰囲気ですね。「みんなあつまれ平瀬川」っていう看板もあるし。

あと、調べてみたら川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムがある場所なんですね。

さて、しばらく進んでJR南武線とぶつかると、ここから先は平瀬川はトンネルの中を通っていきます。手前には線路が塞いでいるので、大きく迂回する必要があります。

いつも川めぐりをしていて思うんだけど、この「迂回」は本当に嫌なものなんですな。気持ち的には柵を乗り越えて、川沿いに歩きたいし、川がトンネルに入ってしまうなら、トンネルをくぐって通りたい。

しかしながら、その思いをグッと堪えて迂回します。

なんというか、本来進むべきルートをショートカットしているような、ものすごく不本意な気持ち。(しかも、移動距離的にはショートカットじゃなくただ無駄に歩いてるだけだし)

振り返って上流の平瀬川を見たところ。んー!都市河川そのものなルックスですな。こういうのも好きよ。

トンネルの入り口はこんな感じだった。

家屋?が河川のトンネル上に建っているという、成り立ちが非常に気になる物件。

パッと見た限りでは、地区の寄り合いに使うような公民館のようにも見えるけど…

謎を残しつつ、トンネルが通る山を登る

町内案内図で確認すると、この先で山の向こう側に行けることになっており、その先で二ヶ領用水とクロスすることになっています。

付近には久地円筒分水。多摩川の利水の歴史的には要チェックポイントですね。

山を越えると、見晴らしの良いところに来ました。坂を下ると、

平瀬川のトンネルの出口。

2つ穴なんですね。入り口は1つ穴だったけど。

ここで二ヶ領用水と合流します。

ここから多摩川へはもう1キロあるかないかくらい。相変わらず天気は悪いし、心配していた頭痛がズキズキ襲ってきはじめたので(本当は途中で薬飲めば良いんだよね、今度はそうする)早々にフィナーレに向かおう。

ここから先の平瀬川は、多摩川右岸、二子新地〜登戸を行き来したことがある方にはお馴染みと言って良い場所。 

ゴール!

二子玉川も見えますね。

平瀬川について少しだけ知れた気がした

さて、今回は平瀬川の分水嶺から多摩川の合流までをめぐりました。距離的にして8キロくらい。

多摩川の支流の中では、川沿いに移動しやすい方で不便なルートでもないし、往来する人々も実はそんなに多くないので、散歩などの普段の運動コースはもちろん、歴史めぐり、ゆるポタにちょうど良さそうです!

この日は残暑がしぶとく残る2023年の9月でしたが、秋が深まったり、桜の季節になったりするとまたガラッと雰囲気が変わりそうですね。楽しみ方、深掘り方の可能性が無限大。

というわけで、当初「平瀬川」について、何も知らないぢゃん」と心配になって急遽めぐった今回の旅でしたが、そのときに比べたら少しだけ知れたような気がして、少しだけ心配な気持ちが薄らぎました。(実際に行ってみるとね。良い反面、知らないことが多すぎることに気がつくから、終わらなくなるよね。なんでもそうだと思うけど。)

さあさあ、みなさんも是非平瀬川をめぐってみてね。

では、またどこかの多摩川でお会いしましょう!