写真家、江成常夫氏が撮った多摩川の写真展が、JCIIフォトサロンにて2018年1月5日より開催されます。
毎日新聞社勤務を経て、フリーのカメラマンとなった江成氏は戦後、米兵と結婚したアメリカ在住の「戦争花嫁」の取材をきっかけに、草の根の昭和をテーマに活動をされてきました。
「多摩川 1970-74」は、「死の川」と呼ばれた頃の多摩川の源流から下流までを撮影したシリーズ。
美しい源流とは対象的に、生活排水や廃棄物により汚染された下流の様子が写し出されています。
「本当の豊かさとは何なのか」ということを改めて考えさせてくれるきっかけを与えてくれることでしょう。
また、開催期間中には、水俣病に苦しむ人々に寄り添いながらその姿や暮らしを取り続けたユージン・スミスの写真展も東京都写真美術館で開催されていますので、こちらとセットで回ってみるのも良いかもしれません。
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