【なぜ!?】奥多摩湖は「Lake Oku-tama」なのに、多摩湖は「Tama Lake」

地名の英語表記について

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて国土地理院が検討した「外国人にわかりやすい地図表現」によると、

「多摩川(たまがわ)」の英語表記は「Tama River」になるそうです。

「Tamagawa River」ではなく「Tama River」としているのは、地名に「多摩」がつくものが多いため。(多摩丘陵、多摩動物園、多摩市…etc.)

ただ、一部例外もあり、

利根川はTone Riverだけど、荒川はArakawa River。えっ、どういうルール?

なんていう記事も以前話題になっていました。

で、ここからが本題です

英語表記のルールとして、湖は「Lake 〇〇」のように、先頭に「Lake」を付けるように、と「外国人にわかりやすい地図表現」には記載されています。

実際に、Google Mapsで言語を英語(米国)にして検索してみると、

「奥多摩湖」は「Lake Oku-tama」と表示されています。

ふむふむ。

ですが、同じ湖でも「多摩湖」を調べてみると、

Tama Lakeになってます。

先頭に「Lake」を付けるはずが、なぜか末尾に付いちゃってます。

もしかして、Google Mapsの誤字表記かな?なんて思いながら、他の湖を適当に検索して調べていたのですが、

Tama Lakeのように末尾に「Lake」が付いている湖も結構あったんです。

↑白樺湖

↑三浦ダム湖

↑田代湖

で、一応、本家の国土地理院の地図を調べてみたのですが、

ウェブサイト版では「湖」は「KO」のままでした。

これでは調査できません。

この差はなんなのか?

湖には、湖沼と人造湖の2種類があります。

最初、

Lake 〇〇=湖沼

〇〇 Lake=人造湖

なのではないかと勘ぐってみたのですが、

先程紹介した、以下の二つの湖は、両方共人造湖なんですよね・・・

奥多摩湖 [Lake Oku-tama]=人造湖

多摩湖[Tama Lake]=人造湖

つまり、湖の成り立ち的な部分で区分しているわけではないというわけです。

ならば、湖の「総貯水容量」や「湛水面積」などのスケールで区分しているのか?!

と、

ひたすらWikipediaとGoogle Mapsを駆使して調査するも、これと言った境界を見つけることができず断念・・・

ググっても、なかなか答えに辿りつくことはできませんでした。

どなたか、この区分の謎について知っている方がいたらご一報ください。

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