狛江のどんと焼き
東京ではなかなか見ることができない新春行事「どんど焼き」。
狛江では戦前まで「セーノカミ(賽の神)」と呼ばれ、長年伝承されてきました。
戦後は農作地が減少し、かわりに住宅地が増えたことから開催する地区が徐々に減っていきましたが、
狛江市では近年ボーイスカウトの活動の一環として復活。
3年前からは「こまえ初春まつり」の行事のひとつとして行われています。
前日の様子
本日の #多摩川
狛江の新春名物、どんと焼きの準備中!開催は明日!#多摩川を愛でる会 #本日の多摩川 #こまえ初春まつり pic.twitter.com/Ioa0Q0KHrH— 多摩川を愛でる会 (@TamagawaLovers) 2017年1月7日
ツリー状に骨組みを作り、周囲を竹などで囲んでいきます。
他の地域と比べると、狛江のどんど焼はてっぺんが細長く伸びていて、先端にだるまがついているのが特徴的ですね。
いよいよ当日!
どんど焼の周りには、大勢の人が。
皆さん正月飾りや書き初めなどを持ち寄って、どんど焼きにお供えしていきます。
てっぺんにはだるまが・・・笑
なんとなく、切なそうに見えるのは気のせいでしょうか・・・
10:00から点火ですが、その前に神事が行われていました。
「賽の神」と書かれた垂れ幕が確認できます。
(ちなみに、この垂れ幕は点火する前に撤収していました。毎年書き直すの大変ですもんね。)
さあ、いよいよ点火です。
ボーイスカウトの少年がぐるりと1周。
点火!
炎が上がって、またたく間に火柱が。
予想以上に早い燃え広がり。
てっぺんの柱が倒れ込んできました。
すごい迫力です。
このときに、上空にひらひらと舞う書き初めが。(私の撮影スキルではその姿を捉えることができませんでした)
倒れてしまった後も、正月飾りなどを持ち寄る人が絶えません。
この日は、多摩川ロードレース大会や消防団の出初め式などが開催されており、和泉多摩川緑地公園は大勢の人で賑わっていました。
東京では最近見かけることが少なくなった「どんど焼き」。
こんなに大きな炎を目の前で見る機会というのは、なかなかない機会ですよね。
是非今後も継承していってもらえたらなと思います。