小菅村の岩魚と澤乃井で骨酒を作ってみた

小菅村の岩魚

多摩川源流のひとつ小菅村の岩魚を入手したので、骨酒を作ってみました。

岩魚は、先日狛江市で開催されていた多摩川流域郷土芸能フェスティバルの特産物販売コーナーでGETしました。

この岩魚、すでに「焼枯らし(注)」済みの状態で販売されているので、

家に帰ってオーブンで軽く焼いて、熱燗にぶっこめばすぐに骨酒ができてしまいます。

「焼枯らし」とは、囲炉裏などで長時間じっくり焼いていく工程。

一匹まるまるで500円でした。これ1匹でだいたい3合くらいの骨酒を作ることができるので、そう考えるとかなりお買い得です。

トースター(オーブンでもよい)で焼いていきます。

焼き枯らしの工程ですでに焼き目はついているので、ほかほかあたたまるくらいにしておきました。

本当はまるまる一本骨酒にするのが楽しそうなんですが、容器の問題から今回は3分割することにしました。

(一応、パッケージ裏にもそれが推奨されていた)

頭・胴体・尻尾

の3段階で味わいを比べるってのもいいかなと思いまして。

なんとなく尻尾から頭にかけて風味が濃くなる気がしたので、尻尾から燗に入れていきます。

小菅村は多摩川源流の地、やはりこれに合わせる酒はこれだろと。

澤乃井!多摩川の酒です。

熱燗は60度になるようにキープして、そのまま5分くらい温度をキープします。

特に調べずにやっていたので、後から後悔したのですが、火からおろしてラップして蒸らすのが良いんだとか。

とはいえ、かなり美味しそうにできました。

実は、以前岩魚を釣ってきて骨酒を作ったときがあったんですが、いまいちうまくできなくて断念していたんですが、

さすがプロによる「焼き枯らし」済みということもあり、岩魚の香りがふわぁっと酒とともに入ってきました。

次は胴体と思ったのですが、予想以上に熱燗で酔っ払いそうなので、もう先に頭を入れてしまいました。

いってらっしゃい〜!

燗からのぞく岩魚。小さいながらも迫力があります。

完成したので、尻尾の風味を思い出しながら飲み比べをしてみます。(本当は同時にやるべきですが、これを始める前から酔っ払っていたので、もうしょうがないんです。今回は楽しさ優先ということで。)

で、よく見るとおちょこ表面に小さな気泡が銀河系のように渦巻いていました。

一口飲むと、これがすごく甘い。

岩魚の旨味が滲み出ていてなんとも言えない甘さを感じます。

飲み終える頃には完全に出来上がってしまいました。

が、ここで終えるわけには行かないのです。

骨酒にした岩魚は、その後「煮浸し」にできるのです!(と、パッケージ裏に書いてあった)

酔っ払いが調理をするのは非常に危険な行為ですが、今回はぎりぎり大丈夫だと判断し、煮浸しをしてみることに。

めんつゆと料理酒を入れて、水でかさを調整して、岩魚を入れていきます。

もう分量とか覚えていません。すいません。でも、多分適当で大丈夫だと思います。

完成!これがまた、結構うまそうなんです。

岩魚さん、きっちり身までごちそうになります。

ここからは余った澤乃井でちびちびやるという、もう幸福としか表現できない時間が流れていきました。

煮浸しした時間は15分?くらいだったんですが、身までしっかりと味が染み込んでいて、ほろほろ崩れます。

焼き枯らし+熱燗という工程を経ているからでしょうか。

※この後の記憶は特にありません。

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2016年9月8日

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