奥多摩の岩清水から生まれたお酒、澤乃井

多摩川のほとりに広がる庭園、澤乃井園で多摩川の自然に触れた後は、奥多摩の岩清水が生んだお酒「澤乃井」の酒蔵見学に行ってきました。

(前回の記事はこちらから→多摩川のほとりに広がる庭園、澤乃井園に行ってみた)

酒蔵見学は当日でも電話で申し込みができるそうですが、定員があるそうなので、早めの予約が安心です。

下記のリンク先からインターネットからでも酒蔵見学の申し込みができます。

>>澤乃井の酒蔵見学

澤乃井園から酒蔵までは、仕込み水の脇にある、専用の地下道を通ってすぐ。

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地下道を抜けると、坂の上に酒蔵が!!

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酒蔵の前でスタッフの方に、事前に澤乃井園の売店で受け取った参加券を渡し、待合室で始まるまで待ちます。

この待合室(酒々小屋)も雰囲気があって、素敵でした。

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時間になると、この酒々小屋で日本酒の話からスタート。

1日2合ほどの日本酒は、ガン予防や動脈硬化の予防にも良く、日本酒は蒸留酒よりも肝臓にやさしいとのこと。

他にも、熱処理済みで常温保存ができる日本酒でも、冷蔵庫管理が一番いいなんて話や、古くなってしまった日本酒は料理酒(常温保存のものに限る)や肥料代わりに庭木にやるのも良いなんてお話を、テンポ良くしてくださるので、思わず頷きながら聞いてしまいました。

日本酒について詳しくなったところで、実際に作っているところを見学することに。

靴の裏を消毒して、いざ蔵の中に入っていきます。

澤乃井には、作られた時代の名前がついた「元禄」「明治」「平成」の3つの蔵があります。

その中の一つ、元禄蔵は年間を通じて20℃ちょっとに保たれ(見学した日の温度計は23℃でした)、貯蔵庫として使われています。

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タンクの8.101の数字は、「8,101リットル入りますよ」ってことなんだそうです。

8,000リットルのお酒は、毎日2合飲んで60年かかる量。このタンク1個分あれば、一生お酒には困らなそうです。

タンクを見た後は、お酒を絞る機械や古酒の棚を見学。

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そして、いよいよ、高清水の井戸を見学します。

澤乃井には、2つの井戸があるそうで、そのうちの一つを見学できました。

ちなみに、日本酒は、水道水では作れないそうです。

鉄分やマンガンが入ると赤く濁ってしまうそう。綺麗な水が必要なんですね。

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細いトンネルをくぐった先に、透明な水が。

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井戸からの景色もなんだか神秘的でした。

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酒造りの施設や、井戸の見学を終えて、最初の部屋に戻ってきたら、いよいよ試飲タイム!

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澤乃井のお猪口をお借りして、生酒「蒼天」をいただきました。

蔵見学の後だからかとても美味しい!

テーブルと椅子が準備されているので、ゆっくり味わって試飲させていただくことができました。

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お酒もいただいて、ちょっといい気分で見学を終えることができましたが、まだちょっと飲み足りないかも。と思った私たちは、澤乃井園に戻ることに。

なんと澤乃井園には、「きき酒処」という澤乃井のお酒をお猪口一杯から飲めるお店があるんです。

一杯200円から500円。先ほど試飲した時に使わせてもらった、澤乃井のお猪口付きでこの値段。

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お猪口は少し大きめに作られていて、家で使うのにも便利。お酒の色などを見るための模様も入っていて、左側に入った古酒と大吟醸の色の違いもはっきり分かりました。

しかも、このお猪口を持っていけば、おかわりとして100円引き!聞くだけで楽しくなってしまいます。

(ちなみに、この青いお猪口を10個集めると非売品の赤のお猪口と交換してくれるそうです。)

気になるお酒をゲットしたので、先ほどお蕎麦を食べた売店「ままごと屋」で、「ままごと屋特製 牛味噌煮込み」を買ってきて、多摩川を見ながら一杯やることに。

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奥多摩のお酒を、多摩川を見ながら、美味しいものをつまみながら飲む。

もう、最高でした。

お酒をひとしきり飲んだ後は、先ほど見つけた酒蔵に向かう途中に見つけた仕込み水でクールダウン。

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せっかくなので、澤乃井のお猪口でいただきました。こちらも美味しかったー!

仕込み水で喉も潤したところで、次回は澤乃井園が広がる、奥多摩の自然を少し歩いてみたいと思います。

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